【ブリザポス軸】ヒトモシと相性が良すぎるポケモンが登場した話。【SD最高8位】
前置き
どうも、KiTiと申します。
7世代の頃から使っているヒトモシにとって、最強の相方(とさらにもう1体)が冠の雪原にて登場したので、構築を組んでみました。
剣盾は持ってるのですが、いろいろあってswitchがプレイできず、PokemonShowdownでの結果となりますが、ルールなどは全く変わらないので(TODの仕様以外)、剣盾の記事として上げさせていただきます。
ヒトモシについて
恐らく、多くの型がヒトモシについて知らないと思うので、解説しておきます。
まず、種族値が H 50 A 30 B 55 C 65 D 55 S 20 で、
技として、補助技に、「トリックルーム」「おきみやげ」「おにび」「のろい」「いたみわけ」などの魅力的な技を覚え、
攻撃技も、「クリアスモッグ」「マジカルフレイム」「しっとのほのお」など、サポートに優秀な技を多数覚えます。
さらに、S種族値が20でナットレイ等と同速なので、トリル下でカビゴンやブリザポスなどの上を取ることができるといったポケモンです。(7世代では49lvにすることでナットの上も取れたが、今作では強制的に50になるため不可能)
※よく、みちづれを覚えると勘違いしてる人がいますが覚えません
構築経緯
長いのでここは読まなくてもいいです。
7世代からヒトモシに可能性を感じていて、まず「ひとくちうさぎ」なる構築を作りました。こんな感じ。
基本はトリルおきみやげから、剣舞や腹太鼓を積んで2タテした後先制技でラス1を削り裏でなんとかするような構築で、重いカバルドンをグレイシアで倒したり、キノガッサや連続技持ちのパルシェンなどにはミミロップを投げたりする感じでした。
8世代になり多くのポケモンがリストラされる中全員生き残りましたが、クチートとミミロップはメガ進化を失い、マリルリもダイマックスの追加によりアクアジェットでのワンパンが厳しくなり、半分はほぼ弱体化されてしまいました。
そこで、剣盾初期に考えたのが「ヒトモシドサイカビゴン」みたいな構築でした。剣舞や腹太鼓を積むところは変わらないのですが、先制技がない関係上、ダイマ中にダイスチルやダイアースで耐久を上げてラス1の攻撃を耐える必要があり、またそのころは弱保シャンデラがバカみたいに強くてハマっていたのであまり記憶にないレベルな感じでした。
しかし、環境が変わるごとにヒトモシの運用を模索しているなかで、鎧の孤島がリリースされてしまいます。そこであろうことか水技の連続技持ちであるウーラオスが登場してしまいます。また、上位10位が使えないルールだったのでウーラオスが蔓延っており、ヒトモシは到底使えませんでした。(ドラパルトのドラゴンアローぐらいなら耐えれるのに...)
そこで、鎧の孤島ではウーラオスの攻撃を耐えることができるランプラーを使っていたのですが、それは本題から反れるのでおまけとしてあとで書きます。
その後、冠の雪原がリリースされ、ランドロスやカプ・レヒレなどが内定。それにより水ウーラオスの数は少し落ち着きを見せました。なのでやっとヒトモシが日の目を見ることになりました。そのままランプラーを使い続ける選択肢もありましたが、ランドロスやエースバーンの攻撃を耐えないので、タスキで確実に耐えれるヒトモシに軍配が上がることとなりました。
更に、冠の雪原リリースにより、ブリザポス、レジエレキと、イバンのみが解禁。ブリザポスは耐久も火力も高い上にかなりSが低く、ダイスチル、ダイアースも覚える上、剣舞まで覚えてくれるので言うまでもなくヒトモシと相性が良く、さらにレジエレキはブリザポスがランドロスを倒してくれるのでラス1として通しやすいポケモンで、試しに回したところかなり勝てたので、本格的に構築を組みました。
個体紹介
性格:さみしがり
特性:ぬめぬめ
持ち物:ラムのみ
調整:H172 A148 B108 C4 S76
実数値:187-152-93-131-170-110
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ブリザポス
性格:ゆうかん
特性:しろのいななき
持ち物:イバンのみ
調整:H228 A252 B12 D12 (余り4)
実数値:204-216-152-x-132-31
技:つららばり 10まんばりき ヘビーボンバー つるぎのまい
性格:れいせい
特性:マジックガード
持ち物:かえんだま
調整:H252 B236 D20
実数値:217-x-125-159-108-31
技:アシストパワー めいそう とける じこさいせい
性格:れいせい
特性:ほのおのからだ
持ち物:きあいのタスキ
調整:H252 C252 D4
実数値:157-x-75-128-76-22
技:オーバーヒート クリアスモッグ おきみやげ トリックルーム
性格:いじっぱり
特性:げきりゅう
持ち物:とつげきチョッキ
調整:H252 A76 B164 D12 S4
実数値:207-154-131-x-112-81
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レジエレキ
性格:ひかえめ
特性:トランジスタ
持ち物:いのちのたま
調整:H28 B100 C236 D116 S28
実数値:159-x-83-165-85-224
技:10まんボルト ボルトチェンジ ライジングボルト はかいこうせん
個体解説
・調整意図
HBはようき水ウーラオスのインファ+アクジェ確定耐え、Sはぬめぬめ込みでようウーラオス抜き、AはHB特化ラグラージをダイソウゲンで確定。AもCも全部のステータスが欲しかったので、一番低いBに下降補正をかけて少しでも実数値で得をしようとしています。
・解説
この構築で一番最後に決まった枠がこいつです。見ての通りウーラオスがきついのと、あくび系のラグラージやゴリランダー、受けループもきつかったため、全部見れるポケモンとして採用しました。特にラムのみもあるので、受けループに関してはこいつ1体だけで崩せることも少なくなかったです。ランクルス、レジエレキを見ると必ずといっていいほどバンギラスが出てきて、積みポケが2体いるパーティーなのでヌオーのかなりの確率で出てきます。なのでばかぢからとパワーウィップで簡単に倒すことができる上、エアームドやテッカグヤ、ラッキーやハピナス、ドヒドイデなどにも打点がありダイマを切ればほぼ全て押し切れます。特性に関して、ウーラオスを意識したものなのですが、発動機会はあまり多くなかった他、このパーティーの他のポケモンが、めっちゃ遅いかめっちゃ早いかの2択なので、裏に繋げる場面もあまりありませんでした。草食にすることも考えたのですが、ウーラオスが怖いのと、ヌメルゴンに対してあまり草技を打つ人がいないので、このままになっています。あと、技の命中が若干不安定なのがネック。
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ブリザポス
・調整意図
のろいやしぜんのいかり意識のH4n調整(イバンなので)、Aぶっぱ、残りを耐久に。SにもCにも振る意味ないから4余ってます。
・解説
火力も耐久も化け物じみて強いやつ。多くの人はクレセやミミッキュなどでサポートするみたいですが、それだとダイマや剣舞を最大限生かせないので、ヒトモシは一番マッチしているポケモンかなと思います。つららばりを採用しているのは、ミミッキュの化けの皮や、ウーラオスやフェローチェのタスキなどを貫通するためです。威力も、特性と剣舞でAが無限に上がってくので3発当たれば十分なことが多かったです。化けの皮あると2発はきつかった。あとは、じしんやアイヘを覚えないのでそこが若干不便ですが、ヘビボンに関してはレヒレなどに高威力が出るので割とアリだと思いました。最初はたべのこしで使っていたのですが、エースバーンやウツロイドの攻撃もダイマすれば普通に耐えるので、そこからイバン発動して勝ちみたいな流れが多く、イバンはかなり便利でした。ロトムとか鋼は少しきついけど、剣舞したらカグヤとかワンパンすることも結構あったり、抜き性能としては全然困ることはなかったです。相方がクレセが多いからか割と過小評価されてるけどこいつエグいと思う。Sに関してですが、トリル運用なら最遅で問題ないと思ってます。剣舞した後2ターンはなるべく遅い方が良くて、最後の1ターンは上取られても大丈夫なぐらいに耐久とAが上がっているのが基本なので。ただ黒い霧ドヒドイデがきつくなるので、そこは裏で対策しましょう。
・調整意図
Cが高いので補正をかけてあとはHBに。何か意識でDに20振った気がするんですが、何だったか忘れました。別に4振りでも2nになるのでどっちでも大して変わらないと思います。Cに補正掛ける必要性についてですが、カミツルギとかスイクンに対するダメージが少し変わってくるので割とあるかなと思いました。
・解説
ブリザポスが出せない時に出す第2のエースです。あくタイプがいたら選出できないのですが、いない時はかなり活躍します。かえんだまを持たせることで、あくびに強くなるので、あくび持ちが多い場合とかには出しやすい。ヒトモシの起点作りが優秀なので、剣舞ミミッキュとか以外は大体受けれました。瞑想の積み合いになることも多かったですが、アシパが強いので大抵の場面では勝てます。(ラティアスとかはきつい)やどりぎやのろいが特性で効かないのも強い。選出率自体は高くないですが、出せるときはほぼ活躍してくれます。ダイマとの相性も悪くなく、瞑想を積んだ後にダイマすれば相手のダイマエースに打ち勝てることも多いです。
・調整意図
Sが必要なく、オバヒの火力が欲しいのでHC。あとはダウンロード対策でDに振りました。ちょうど陽気ドラパルトのドラゴンアローを確定耐えします。
・解説
正直、いろいろ便利なことが多すぎて何から話せばいいか迷いますが、まずシンプルにトリルおきみやげという動きが強い。オバヒの火力も、H振りゴリランダー確1だったり、コケコがCダウン込みで確2だったり、カバルドンにぶち込んでブリザポス圏内に入れたりできるので、使用感は抜群でした。割と、初手でタスキ削ってからおきみやげ読んでナットやカグヤに引くような人もいて、そこにオバヒ当てれたときは最高に楽しい。シャンデラ(S80)やランプラー(S60)と違い、Sが圧倒的に低く、おきみやげの成功率が高かったのも良かったです。あとは、特性が超優秀で、影うちやバレパン、グラススライダーで倒してくるミミッキュやグロス、ゴリランダーや、落ちると踏んでダブルウイングやトリプルアクセルを打ってくるカイリューやフェローチェ、あとはとんぼがえりを押してくるランドロスや、なぜか突っ張ってくるカミツルギなんかを焼いて、試合を運びやすくしてくれます。もちろん、焼けないことの方が多いのですが、焼けたらほぼ勝てる、みたいなのがすごく優秀でした。ウーラオスに落とされる時にも仕事しますし。レヒレが挑発打ってくることが多かったのですが、後述するラグラージ(レジエレキも)で簡単に狩れたので、レヒレが出てきたら引く動きをすれば基本的には大丈夫でした。クリアスモッグも、剣舞してくるミミッキュや、能力の上がったファイヤーやボーマンダ、カイリューなどに打って0に戻すことができて、特に2体目にヒトモシを置く際に活躍しました。ステロを撒いてこなさそうなパーティーで、ウーラオスがいたりすると2体目に置くこともややあって、それはそれで1体倒していればトリルターンが十分になるので安心感がある立ち回りができます。先ほどにも書きましたが、49レべを採用できなくなったのが少し痛手ですが、ナットレイが突っ張ってくることも多くはないのでそこまで問題にはならなかったです。多分、ヒトモシっていうとその時点でとてつもなく過小評価されるのですが(実際めっちゃされる)かなり完結したトリルサポートなので、ガチポケ名乗っていいレベルで強いと思ってます。いやマジで。マイオナとかそういうのじゃなくこいつは使いやすすぎる。
・調整意図
Hにぶっぱして、Aを11nに調整。あとはSに4振ってDを2nにして、残りをBに回しました。じしんがレヒレに十分入る程度にAを残しています。
・解説
陰の立役者。ミラコカウンターで対面性能が非常に高く、またチョッキを持つことで4倍の攻撃も普通に耐えたり、積んだレヒレや、珠のアーゴヨンにも出せるようになっています。環境にあくび型が多いので、挑発を打たれることも多く、刺さりがとてもよかったです。カウンターで、エースバーンとかランドロスとかも狩れますし、じしんとアクブレも最低限の火力がでます。また、ダイマで積んだウツロイドやサンダーを止めたりとかもできて、激流のおかげで水技も大分火力が出たり、Bダウンでポリ2を倒したり、もうなんでもアリです。とにかく耐久が安定しているので便利でした。
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レジエレキ
・調整意図
特攻を11nに、HPを16n-1と10n-1に調整し、Sを最速フェロ抜きまで振ってあとはBDに、ダウンロード対策ができるように均等に振ってます。耐久に回すことでダイマ中にかなり耐えてくれることが多く、恩恵がデカかったです。
・解説
電気技の火力がやばい。一番使ってて楽しいポケモンだと思います。レヒレカグヤや、サンダー、ポリ2、エースバーン、バシャなどに強く、また、ダイマでフィールドを張ることで、ライジングボルトが通るようになります。後半は、ボルチェンで逃げて裏を切ってから10万を打って相手のラス1を落とす動きができたりするのでボルチェンも採用。あとはサブウェポンの破壊光線は、ワンパンできないダイマエースのダイジェットに当てたり、ランド引きや削れたランド、マンムー辺りに通すためにも使えます。珠だと意外とダイアタックで火力がでるので、デメリットはあまり感じませんでした。火力がとにかくあるので、エース2体できついピクシーなどにも出せて、噛み合いがよかったです。
戦績
SDなので参考にならないかもしれませんが、結構いけたので載せます。
このパーティーができてからまだそんなに対戦数を重ねてないので、来シーズン(SDはシーズンとかないけど)もこの構築を使おうと思ってます。
おまけ
鎧環境で使っていた、ランプラーのパーティーについて語ります。
パーティーはこんな感じ。英語なのでわかりにくいかもしれませんが、ご了承ください。
ランプラーについては、耐久を生かして、マジフレと鬼火で火力を下げてからおきみやげをしたり、炎の体の発動機会が多くなったりするので、全体的に火力が低い鎧環境ではかなり活躍しました。具体的に、ウーラオスのすいりゅうれんだ、パッチラゴンのダイサンダー、アシレーヌのうたかたのアリアぐらいまで耐えます。
そして、裏のカビゴンが優秀で、はらだいこを積めばほぼ全抜きできるといった具合です。木の実が半分じゃないのが痛いけど、キョダイサイセイで回復もできる。
ヤドランは、強かったですが、ラス1に対してクイドロゲーになることも多々あって運ゲー感が否めなかったのが、この構築のダメなところの1つかなとも思います。でもいろいろ試したけどこいつが一番噛み合ってた。
ウォーグルは最後に入れたのですが、ゲンガーとモロバレルに強いポケモンとして、大分機能してくれました。ドラパミミに強かったのでその前の環境でも使ってたのですが、役割対象がいなくなっても全然活躍できてました。
アシレーヌは語ること特にないです。強い
あとドクロッグが超優秀で、カウンターでダイマエース止めたり、ダストでアシレ飛ばしたり、ドヒドイデに何もさせなかったり、ドレパンでウーラオスに殴り勝ったりと、かなり環境に適したポケモンだったと思います。なんでこんなに使われなかったんだろうってぐらい。特殊ダイバーンパッチはやめて。
おわりに
ここまで読んで頂きありがとうございました。かなり構築として上手くできてるので、ヒトモシ、育成してみてください!
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